東林間駅徒歩2分/鶴間駅前
糖尿病・生活習慣病を中心としたクリニックです

東林間かねしろ内科クリニック

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シリーズ・ザ・生活習慣病

102弾

シリーズ生活習慣病 第102弾!2014.12月号

一番

早いもので、かねしろ内科クリニック 開院9周年を迎えました。

かねしろ内科を卒業していった
後輩の医師やスタッフにたまに会いますが、異口同音に
『金城先生のところのスタッフ教育はすごいレベルです、真似できません』
と嬉しい言葉を頂けます。
常に[前へ前へ]を心がけて頑張っているスタッフのお陰かと思います。

神奈川県内の糖尿病を専門とする先生方が
患者様と一緒に頑張って治療した結果、
なんと神奈川県は、糖尿病関連死亡率が全国一低い県を保っています。

私も属している、神奈川県糖尿病対策委員会の活動も
毎年研究発表を行い、頑張っています。

一番といえば、当院には頸動脈超音波画像で
日本一をとった臨床検査技師がいます。

画像が美しいだけでなく、血流を見ただけで、
その先にある見えない領域の状況を予測するという腕を持っています。

動脈硬化は将来、心筋梗塞・脳梗塞を引き起こします。
超音波検査は簡単で安全ですので、ぜひ受けていただきたいですね。

今、私が考えているのは、[患者様のために一番いい医療]
特に若い頃から、インスリン注射とずっと付き合わないといけない
1型糖尿病の患者様が、ストレスなく、一番元気に長生きする、
その作戦を立てています。

[若い頃から動脈硬化を起こさせない]
一番よい診療を目指してまいります。

皆様、来年もまたよい年になりますように。

101弾

シリーズ生活習慣病 第101弾!2014.11月号

速(そく)っと

お陰様で、東林間が開院9年、
鶴間が7年になりました。

思い起こせば、鶴間オープン前日の予行練習の朝、
当時、車通勤をしていた私は、スピード違反で免停に…

その日以来、“トップたる者、規範となるべし”
スポーツカーでも法定速度(笑)
一時停止は二段止まり、踏切は窓明け、
横断歩道は気がつく限り歩行者優先…
自動車教習所の先生にも負けない完璧さで運転しています!

交通規則を守れば守る程、
それぞれ深い意味があることに気がつきました。
そして、皆が守れば、事故の確率もかなり下がるだろうと確信しました。

スピードといえば歩く速度。
かねしろ内科の健康運動指導士 大塚の布教(笑)活動が功を奏し、
運動習慣の大切さが、皆さんにかなり浸透してきました。

はじめは、ちょっとでもよいので時間を見つけてサクッと歩く。
歩く習慣がついたら次のステップ
『息が切れる/会話はできるくらい』の速歩で歩いてみましょう!

あ〜ら不思議、血糖値は下がるし、血圧・体重にも変化が…

皆さんも時間を見つけて“そくっと”歩いてみませんか?

そういえば先日、年に一度の『かねしろウォーク』を泉の森で開催。
患者様と我々スタッフ、総勢150名以上が一緒にウォーキング。

ランチを楽しんだり、ゲームをしたり…
あっという間の時間なのに、2万歩以上も歩いていて、

なんとも心地のよいひとときでした。

100弾

シリーズ生活習慣病 第100弾!2014.10月号

ご意見箱

「先生、私は洋食が嫌いで、和食しか食べないんです。
だから塩分制限がつらくて…」

大学病院時代から17年もお付き合いしている、大切な患者様。
少し腎臓が悪くなってきたので、まずは大量の水分が必要です。

体重60kgの方なら2リットル!
腎臓を守るためには、体重の1/30の水が必要なのです。
30分に一度、ちょこちょこ飲んでほしいです。

ただし、心不全などで水分制限されている方は
主治医の指示量を守りましょう。

それから、塩分・タンパク制限の方法を、栄養士からご提案します。

我らが日本食は塩加減が命。
そう簡単には減らせません。

漬物、佃煮、梅干し、味噌汁、練り物、干物、うどん!
ありとあらゆるものに、いい塩梅(あんばい)に塩が含まれ、
日本酒にもぴったり(笑)

「えっ?こんなに美味しくて、塩分1食2g…?」

6人の管理栄養士が作る、
患者様向けの、1食500kcal、塩分2g位のランチ、
『かねしろキッチン』(月2回 水曜日)に参加してもらったんです。

「やっぱり、金城先生のところに通ってよかった。
こんな充実したクリニックは他にないです。頑張ります!」

…嬉しいお言葉をいただき、ますます我々も努力してゆこう、
と思った瞬間でした。

 “こんなこと、あるといいなぁ…”

先日からクリニックに『ご意見箱』を置きました。
どんなご意見でも、一生懸命書いてくださった字を見るだけで
胸が熱くなります。
感謝です。

おかげさまで、この連載も100回になりました。
『いつも読んでいますよ』というお声も嬉しいかぎりです!

99弾

シリーズ生活習慣病 第99弾!2014.09月号

痛み

「先生、どうしたんですか?ゴルフの…」

私の右手の湿布とサポーターを見るなり、
かなりの患者様から心配?のお声をかけていただいています。

決してゴルフではなく、
また、はっきりとした原因がわからず(カルテの書きすぎ?)…
とにかく痛いのです。

痛いといえば、痛風発作!
何を隠そう、私も尿酸値が高く、
フェブリクという腎臓に優しい尿酸のお薬を飲んでいます。

最近は、尿酸値が気になる方のために
“プリン体・ゼロ”なる発泡酒が
各社から出そろいました。

「ゼロならいくら飲んでもいいの?」

よく見てみると、糖質もゼロなので、
カロリーはビールの約半分、
確かにヘルシーかもしれません。

しかし、アルコールは種類に関わらず(シャンパンも)
尿酸値を上げてしまうので、
飲みすぎれば痛風発作が心配になります。

痛風の敵は、(珍味等に多い)プリン体だけではなく、
アルコール全般だったのです。

さらに、アルコールは脱水を起こすので、
水分をしっかり補給しないと発作を起こしやすくなります。
解毒のためにもしっかりお水を飲みましょう!

それにしても、『痛み』は身体だけではありません。
「なんで私、糖尿病なんかになったの?なかなか良くならないし…」
糖尿病患者様の『心の痛み』に比べれば、
腱鞘炎で泣き言なんて言っていられません。

外来診療がんばって、仕事が終わったら、
フェブリク飲んで、痛み止めのシャンパン飲もっと(笑)

98弾

シリーズ生活習慣病 第98弾!2014.08月号

面影(おもかげ)

熱い眼差し…
でもそこには温かさが感じられました。

その時、私は大勢で大好きなシャンパンを飲んでいました。

視線に気がついたのは、しばらくしてから。
じっと笑顔で私を見ています。

『見覚えないけど、患者様かなぁ…』
よくいろんなお店で患者様と会うので、
その初老の男性にご挨拶に行きました。

「やっぱり、金城社長の息子さんでしたか、はじめまして。」
聞くと父親のお客様で、お付き合いが長かったと。

「声や雰囲気が似ていて、場を盛り上げたり、
気を遣ったりするところなんて、亡きお父様にそっくりだよ!」

一瞬でした、私の眼から涙があふれ、あふれ…
今の自分はやはり遺伝子(面影)のなせる技なんだなぁ
とあらためて親に感謝です。

がっちり握手をして家路につきました。

糖尿病もまたしかり、親から子へ、子々孫々と受け継がれます。
でも遺伝子因子があるからといって、
必ず糖尿病になるわけではありません。
肥満や運動不足、またはその両方が重なって発症するのです。

身内が糖尿病だから…とあきらめずに、頑張ってください!
発症を免れるかもしれません。

糖尿病の方は身内の方にぜひ検査を、
定期的にすすめてあげてくださいね。

それにしても暑い夏。
原稿終わったらシャンパン♪

…でも最近、夏でも熱燗が飲みたくて。
あれれ?
確か親父、夏でも熱燗を…

97弾

シリーズ生活習慣病 第97弾!2014.08月号

夢の新薬、やせ薬?

「今までいろんな病院に行ったことがあるけど、
こんなに親切で充実しているクリニックは初めてです!
うわさ通りでした、金城先生」

…嬉しくて鳥肌が立ちました。

スタッフの職種や人数もかなりおり、
待合室の患者様より多いこともしばしば(笑)。

需要<供給、かつフル活動で頑張っていることを
評価していただけたのかと。

こと食事については、
いっぱい食べれば体に良くない…のが残念なところ。
需要供給バランスが崩れれば肥満に。

私に限っては、毎晩が大宴会なため、
アルコールだけで500〜800kcal!
つまり、夕飯だけで1日の所要量を供給…
太らないためには、朝・昼は食べられない毎日です。

まぁ、多忙で食事もろくにとれないのは日常茶飯事。
東芝林間病院時代“5分間休憩・ヨーグルトのみ”で
患者様120人/6時間…

『ちゃんと3食バランスよく…』
と栄養士さんに怒られそうですが、
食べれば確実にカロリーオーバー。

カロリーだけ外に出せないものかなぁ?
なんてことが、現実になりました。

【SGLT-2阻害剤】
食べ過ぎて血糖値が上がってしまわないように
尿糖としてオシッコに出してしまえ〜
という糖尿病のお薬です。

よって、ちょっと食べ過ぎたエネルギーを
外に出せることになります。

つまり、痩せます。

ただし、あまりに食事が守れないと
お薬も歯が立ちません。

また、尿量も増えるので、
いつもより1リットルは余計に水分をとらないと
脱水になります。

本院も9年経ち老朽化。
8月からしばらくお休みし、
すぐ近くの『東林間かねしろ内科クリニック(分院)』
で診察いたします。
おおくのスタッフでお待ちしております。

96弾

シリーズ生活習慣病 第96弾!2014.06月号

後輩の未来

『金城先輩、お久しぶりでございます。』
今年の春に大学生になった湘南高校の後輩に、OB会で会いました。

「おぅ、どうよ?大学は(←先輩風(笑))」
『後悔しています』

…一気にテンションが下がりました。

うちの朝倉先生も湘南高校なので、
彼と三人一緒に進路について相談したことがありました。

彼は医療系の仕事を望んでいたので、
我々は選択の幅の広い医師を勧めましたが、
医師ではなく、親御さんと同じ道を選んだようでした。

『やはり、医師にならないと自分のやりたいことができないと、
入って初めてわかりました』
「だから言ったのに…」

さて、彼の夢を実現するには、医学部再受験しかありません。
本人も、その希望はあるものの、
『経済的に厳しいです』

私立大学は高額ですので
「国公立を目指せば?」と助言しましたが、
入学金がもう支払えない、と。

私にも高校時代がありました(笑)。

行きたいと考えた小さな塾の面接で、
「数学だけ教えて下さい。
英語も受けたいですが、月に◯万円もお支払いできません」

塾長は目に涙を浮かべ、
『バカ者!君のような世の中に必要な人間の未来を、
経済的理由でつぶすわけにはいかない。
授業料はいらないから全部出ろ!』

…鶴間のクリニックに飾ってあるスヌーピーの絵は、その塾長から。

同じ思いに目頭が熱くなり
「バカ者!受かってから金城先輩に言いに来い!
湘南の先輩がなんとかしてやる」

話変わって、糖尿病の合併症、脳梗塞など起こさぬよう、
まずは頸動脈エコーをやりましょう。

もし、動脈硬化が始まっていたら…

その時は金城先生がなんとかします!

95弾

シリーズ生活習慣病 第95弾!2014.05月号

とりビー?

今年の糖尿病学会は食い倒れの大阪!
と、「まずは」発表です。

看護師と心理カウンセラーの2人が
何ヶ月もデータをとり、原稿を書き直し、
汗だくのリハーサル…
よく頑張りました。

一方、私と看護師長は大阪を通り越し、神戸へ。
インスリン注射をされている患者様について
講演して参りました。

ひと仕事終わったあとは反省(飲み)会。

福山雅治さんの新曲『とりビー』のごとく
「とりあえず」ビール(本当はシャンパン)
で乾杯!

関西はお好み焼きなど、粉系のおいしいお店が…
でも「まずは」野菜から。

胃腸を通過した野菜は、
小腸のホルモン(GLP-1)分泌を刺激し、
膵臓でのインスリンの準備を。
野菜を食べ終わる頃には、血糖の上昇に対応可能に。

でも、粉系の穀物から食べてしまうと
先に血糖が上がってしまいます。

カロリーのない野菜からだと
ホルモン分泌のスイッチが入るだけなので、
インスリンの準備が間に合います。

「とりビー」は人道上(個人的に)よしとして、
乾杯のあと「まずは」野菜から食べましょうね!

しっかり噛んで120gの野菜を食べ終わり、
串揚げへ…

ストップと言うまで出てくる出てくる!

本当に食い倒れる〜(笑)

94弾

シリーズ生活習慣病 第94弾!2014.04月号

9年目、広く深く総合的に!

神奈川県央エリアにポスティング配布されている
地域密着型フリーペーパー『リベルタ』に
毎月コラムを連載させて頂いています。

そのリベルタさんから、毎年取材もお受けしているのですが、
今回の取材“患者さんのための新しいホスピタリティについて”
の模様をお届けします。

——先生、本院に鶴間・東林間の分院と空間も広くなりましたね。
さらに、先生のところは糖尿病や甲状腺の患者さんのために
多くのスタッフの方々が関わっていらっしゃいますが…

「おかげさまで素晴らしいスタッフが集まってくれています。

7名の管理栄養士は、[かねしろキッチン]と称して
低カロリーのメニューのクッキングショーを始めました。
大変好評でリピーターも多いですよ。

また、看護師は、インスリン治療が嫌な患者様の
生活上の問題を相談したり、
血管年齢を出す動脈硬化検査の結果から、
患者様が『これはまずい…』と思ってくださった後の
努力の手助けを模索しています。」

——他にも、普通、クリニックでは見かけないスタッフ様もおられますよね…

「はい、今までは、いつも栄養士や看護師などが
患者様の不満や悩みなどを聞く役回りでしたが、
今は心理カウンセラーがゆっくりとお話を聞いております。
心が沈んでいたり、ストレスがたまっていらっしゃる方の気持ちを
楽にしてさしあげているようです。

また、健康運動指導士による、
待合いでの、ちょっとした運動のヒントやワンポイントレッスン。
鶴間での室内体操教室は、笑いが絶えず、満員の状態です。

新たにお薬を処方したときなどは
院内の薬剤師による丁寧で必要十分な薬の説明が役に立っています。」

——他には…

「4名の臨床検査技師による頸動脈エコーは
脳梗塞の予防に非常に助かっています。

最近では、認知症や介護を要する方を
CS(いわゆる受付さん…我々はクリニカルサービスと呼んでおります)
が即座に感じとり、院内の介護福祉士による相談・解決を
無料で行っております。」

——そんなに多くのスタッフを抱えようと思われたきっかけは何でしょうか?

「我々は画期的な新薬を試すために
治験コーディネーターにも活躍してもらっています。
確かに新しいお薬はよく効くのですが、完治はしません。
それどころか、しっかり生活習慣を守らないと
せっかくの新薬もあまり効かない場合があります。

診断と治療、食事・運動・心理…
すべての要素が微妙なバランスでかかわりあっていることに、
だんだん気がつきました。

ひとつでも欠けると、歯車はうまく回らないのです。」

——それだけ充実された状況でも、なかなか治らないのが生活習慣病なのですね…

「完璧な方はほとんどいませんよね。
私もシャンパンが大好きでやめられません(笑)

大切なのは、現状より改善を目指すのは当たり前として、
患者様が[かねしろ内科]を選んでくださったからには、
いかに人生を豊かに保ちながら、
できるだけ合併症を起こさないように作戦を立てていけるか、
楽しい生活をどこまで維持できるか、
あらゆる視点から患者様を支えてゆく…

そのために必要と考えるスタッフであれば
採算を度外視しても、私はそろえたくなってしまうのです…」

——どこまでもどこまでも、広く深く、
さまざまなことに本気で取り組んでいらっしゃる

金城理事長の熱意をあらためて感じたひとときでした。

93弾

シリーズ生活習慣病 第93弾!2014.03月号

カッパのお皿

ある日、10年以上私が拝見しているMさんが
「今度、サントリーホールで唄う!」
ということでチケットが私のもとに届きました。

[3.11チャリティーコンサート、0円、但し1万円以上の義援金を]

…太っ腹(←実際にも?)の金城先生は
鞄にあった“クリニック受付両替用袋”に入っている
千円札・五千円札をガシッとつかみ
『これでお願いいたします』と納めました。

「えっ、本当ですか?!ありがとうございます!!」
とかなり驚かれましたが、
この義援金が、[夢を叶える力になる]のであれば、
と、嬉しくなりました。

東日本大震災で孤児となった240人、遺児約2,000人…
子ども自ら選択した進路や希望を実現できるようサポートするために
(社)3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(3.11塾)
に預けてまいりました。

超著名アーティストが素晴らしい唄や演奏を披露し、
最後にMさんが合唱団として
『丸い地球〜♪』と熱演されました。

たびたび涙した、あっという間の3時間半。
ホールを埋めつくした2,000人のサポーター…
現地との温度差は当然ありますが、
暖かさを肌で感じたひとときでした。

ちなみに、コンサート中は飲食禁止。
しかし、途中喉がカラカラになったので
こっそり、しっかり、お水を飲みました。

風邪予防(粘膜保護)、腎臓保護にはお水が必要不可欠。
カッパの頭のお皿と同じ。
乾いたら(喉が渇いたら)手遅れです。

可能ならば30分に一度は水(お茶、ブラックコーヒーも可)
をちょこちょこ飲みましょう!

東林間かねしろ内科クリニック(分院)
今日のこの日、一周年を迎えました。

サントリーホールの客席では足りない、
総勢3,000名を超える患者様に
定期的に通っていただいております。

丸い地球の上、
被災地に陸でもつながっているこの地で、
我々スタッフ一丸となり、
できるサポートをさせていただきたいと思います。

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